高校野球の聖地・阪神甲子園球場。

高校球児のあこがれである事はもちろん、高校野球ファンの憧れの球場でもあります。


私は阪神ファンなのに、甲子園球場にプロ野球を見に行こうという気にまったくなりません(笑)。ですが、毎年、高校野球を見る為に甲子園球場には行ってます。


それくらいに、甲子園球場で高校野球を観戦するのは面白い。。

しかも、行く度に新しい発見をして、新しい楽しみ方を開拓しています(笑)。


という訳で、今回は甲子園球場での高校野球観戦の楽しみ方を独自目線で紹介させて頂きます。ちょっとマニアックですけど、最後までお付き合いお願いします(笑)。

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目次

まず、最初に・・・

試合を楽しむなんて、当然の事ですので、その辺には一切触れません(笑)。

冒頭に記載したとおり、かなりマニアックに攻めて行きます。

  • 試合前
  • 試合中
  • 試合後
  • その他

大きく、こんな感じで紹介して行こうかと思います。

試合前

高校野球はご存知の通り、1日に3試合~4試合組まれる事がほとんどです。

もちろん、試合中は試合の観戦に夢中になのは当然です。ですが、試合が終わって、次の試合までの時間こそが一番甲子園球場で楽しむポイントが凝縮されいます。(と勝手に思っています。笑)

それでは、早速見て行く事にしましょう。

試合前のシートノック

試合前に両校、7分間の守備練習が与えられます。一般的にシートノックと言われる守備練習ですね。

まずはこのシートノックに注目して欲しいです。

7分間と言う短い時間なので、ノッカーが次から次にノックを打っていきます。まぁ、見事に7分間にぴったりと収まりますので(笑)、注目して見て下さい。


やはり、強豪校のシートノックは迫力がありますね。

私が最も度肝を抜かされたのは、常総学院のシートノック。シートノックの前に内野手がダイヤモンド上でボール回しをするのですが、そのボール回しをボール2つでやっていました。それを見た年の常総学院は見事に優勝したのですが(決勝の相手はダルビッシュが2年生エースだった東北高校)、今でもやっているんでしょうか。


シートノックって、こんなのです。(ボール回しから内野ノックまで収めています)




ラインナップ紹介

試合前に両校のラインアップ(スターティングオーダー)と審判の紹介がされます。

個人的に、これがたまらなく好きです。(ほとんどフェチの域。笑)






ウグイス嬢によって、特色が出たりして、なかなか面白いですよ。

先に紹介したシートノックが、後攻のチーム→先行のチームの順に行われるます。例外なく、後に行われる先行のチームのシートノックが開始された直後のタイミングで、ラインナップ紹介がありますので、是非とも気にしてみて下さい。

試合前エール交換

試合前の両校のシートノックが終わってから、試合開始までの間(グラウンド整備が行われている間)に両校のアルプススタンドによるエール交換が行われます。

エール交換はいわゆる甲子園常連校ほど、徹底しています。

試合前にすこしだけ、心がほっこりする瞬間でもあります。

試合中

試合中は高校野球観戦に集中して下さい。

と言いながら、ここにも楽しみ方のポイントはあります(笑)。

各高校のアルプススタンド

それは、アルプススタンドの応援団です。

半分以上は、いわゆる普通の応援なのですが、高校によっては独特な応援スタイルや独自のマーチを持っています。


天理高校のチャンス時のヒッチングマーチなんか、オリジナリティ溢れてて好きですね。




お聞きの通り、どんどん早くなって、迫りくる感じが好きです。笑

平成初期の天理高校黄金期には、チャンスマーチが甲子園に流れまくってましたね。。




智辯和歌山の応援はシンプルなんですが、スタンドの一体感があり迫りくる感じがあって、独特です。






早稲田実業の高校も特徴がありますが、個人的にあまり好きじゃないので詳細は割愛(笑)。




アルプススタンド一面の大応援団を形成する場合があります。選抜高校野球の21世紀枠や久々に出場した高校、地元密着型の高校が初出場したときなどにその傾向が強いです。

動画は、第89回選抜高校野球の中村高校(21世紀枠)の大応援団。









一昔前で言うと、PL学園の人文字が有名でした。

最近でこそ、固定人文字は普通にありますが、PL学園の人文字は本当に見事でした。今となっては廃部になって、見る事は出来ず残念な限りです。




あとは、素人が聞いても明らかに「ここの高校のブラスバンドはなんかレベル高いぞ!」と、分かる時があります。

先に書いた天理高校、常総学院、習志野高校などはブラスバンドのレベルが高いことで有名ですね。あとは、大学付属の高校(特に東海大系列、駒澤大学系列)の応援団もレベルが高いです。


応援団に注目して高校野球観戦するとまた一味違った面白さがありますよ。


7回終了時の校旗収納

高校野球って、試合終了時の校歌清祥時に勝利した高校の校旗がスコアボード上に掲揚されるのはご存知ですよね?


“ごらんの様に×-×で○○高校が勝ちました。只今から、○○高校の栄誉称え、同校の校歌を演奏し、校旗の掲揚を行います”


ってヤツです。



その校旗にまつわる話です。実は試合開始時、この校旗は両校ともに掲揚されているのです。


1塁内野席からスコアボード

ちょっと小さいですが、左から、三塁側チームの校旗、大会旗、国旗、高野連旗、一塁側チームの校旗、、です。


7回裏終了時に、一番左の三塁側チームの校旗と一番右の一塁側チームの校旗がひっそりと収納され(降ろされ)ます。


あえて動画は上げないので、甲子園球場に足を運んだ際には注意して見てみて下さい。私も初めて見たとき、「おぉ~、本当だー。」とプチ感動しました。


試合後

試合が終了した後もまだまだ楽しみ方のポイントはありますよー。

選手退場

まずは両校選手の退場です。

特に夏の選手権の場合は、負けたチームの3年生は高校野球引退ですので、涙にくれている選手が多いです。そういった選手たちに観客が暖かい拍手や暖かい言葉を投げ掛けるのも高校野球の甲子園球場ならではです。


あと、夏の選手権では負けた高校の選手が甲子園の砂を集めている光景がテレビでも流れますよね?

内野席の最前列をその光景を眺めてみるのもいいかもしれません。


ちなみに、選手の退場って、一塁側/三塁側に関わらず、必ず、勝利した高校から先に退場するって、知っていましたか?

全試合終了後

こうここまで来るとオタクのレベルになっちゃいますが、全試合終了後の観客が引けて行く感じが大好きです(笑)。

翌日の試合予定のアナウンスとか好きですねー。あ、もしかしてウグイス嬢フェチなのかも(笑)。


どうせ、交通機関は混んでいるので、係員に「退場して下さい」と言われるまで、ガラガラの客席で熱戦の余韻を楽しんでます。

先の試合後の選手退場と合わせて、最終試合の終了から選手の退場までをお客さんが引けていく客席とともに動画に収めていますので、どうぞ。





高架下でのエール交換

これは運がいい場合に見る事が出来ます。

甲子園球場横の阪神高速三号神戸線の高架下で、両校応援団がエール交換をしている事があります。

高架下とは、ここ(↓)です。

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なかなかお目にかかれることは無いですが、見る事が出来たら相当運が良いです。

私は2000年夏の第82回大会の準々決勝(事実上の決勝戦と言われた智弁和歌山vs柳川高校の試合終了後)の時に1回だけ見たことがありますが、後にも先にもこの1回のみです。

恐らく、バスの入れ替わりなどもあるはずなので、見られるとしたらその日の最終試合終了後だと思われます。

その他

ここでは、その他の楽しみ方をまとめて紹介します。

阪神園芸のグラウンド整備

はっきり言って、これは芸術の域です。

試合開始前のグラウンド整備、試合中の5回終了時のグラウンド整備、全試合終了後のグラウンド整備などありますが、とにかく阪神園芸さんのグラウンド整備は見事です。

先にした動画でも阪神園芸さんがグラウンド整備している様子がちょっと映っています。

まぁ、プロ野球球団お抱えの裏方さんですからね。当然と言えば当然なのですが。

甲子園歴史館

レフトスタンド付近に甲子園球場の歴史を展示した資料館があります。

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高校野球はもちろん、阪神タイガース、そして、甲子園ボウル(アメリカンフットボール)の事まで展示されてありますので、お時間と懐が許せば是非とも覗いてみてください。

料金

大人:600円
子供:300円

高校野球開催中は中高生も300円になります。


こんな感じで、オールド高校野球ファンには堪らない物が展示されています。

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あとがき

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今回は甲子園でのマニアックな高校野球の楽しみ方を紹介しました。

やっぱり、各校応援団はそれぞれに特色があって楽しいですねーー。

個人的に一押しは試合と試合の間ですね。シートノックにライナップ紹介など、いろいろと見どころ満載です♪


ま、楽しみ方は人それぞれ。無理に共用するつもりなどはありませんので、参考程度に見て頂けたら幸いです。

一つだけ伝えたいのは、”甲子園球場での高校野球観戦は試合を見る事だけじゃないよー!”って事ですね。


それでは、高校野球を楽しんできてください。

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