2017年3月に東京・豊洲に新感覚の劇場がオープンします。
その名は、IHIステージアラウンド東京(IHI STAGE AROUND TOKYO)。
その名に少し表現されていますが、360度全方位がステージと言う斬新なシアター(劇場)です。
オランダについで、世界的に見てもまだ2つ目なのだとか・・・。
最近、演劇からは足が遠のいていましたが、これはちょっと興味があります。
そんな訳で、今回は2017年3月末に東京・豊洲にオープンする、360度シアター”IHI ステージアラウンド東京”についてご紹介しようと思います。
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目次
IHI ステージアラウンド東京とは
IHIステージアラウンド東京の魅力はなんと言っても、360度全方位型と言う所です。具体的に言うと、左右前後の4方向にステージが存在し、場面によって、どれか1つのステージの幕が開き、そのステージの方向に向かって、客席が回転します。
座席とステージの関係は以下の様な配置です。

<出典:ステージナタリー>
客席の数は1300席です。
ちなみに、元祖であるオランダでは、こけら落としの講演が5年以上のロングランで、累計200万人以上を動因(しかも、講演のほとんどが満席続き)しています。
劇場の命名権はその名の通り、”株式会社IHI”が持っており、テレビ会社のTBSが運営します。

それでは、次からはIHIステージアラウンド東京の魅了を深く突っ込んで、紹介していきます。
ここが凄い!IHIステージアラウンド東京の魅力
ここでは、IHIステージアラウンド東京の魅力を紹介していきます。舞台の最大の魅力はライブ感ですが、360度シアターの構造がさらに演劇の迫力を増幅してくれます。
常設型セット
通常の劇場では、暗転からの画面転換(劇場が暗くなって、クロコさんがセットを組みなおすあれです)必要ですが、この360度シアターでは、予め別のステージに次のシーンのセットを組んでおいて、客席をそのステージ方向に回転させるだけ。また、シーン毎にステージセットが組めるので、かなりリアリティーを追求した大掛かりなセットが組めます。
本場・オランダの劇場では、実際に大量の砂を使った砂漠のシーンや、水を溜めて海を演出して船を漕ぐシーンなどもあるようですよ。
広視野角
閉じられている舞台の幕が映像を映し出すスクリーンとしても活躍してくれるので、使用しているステージの左右まで背景を広げる事が出来ます。また、閉じられた幕の前の通路も舞台として使用できるので、観客の視界一杯までステージを広げる事ができます。
パノラマビューさながらの臨場感と迫力と言った所でしょうか?
注目のこけら落とし公演は?
注目のこけら落とし公演もステージに恥じない題目が組まれています。超人気劇団「劇団☆新感線」の代表作である「髑髏城の七人」が組まれており、約3ヶ月ごとに出演者や演出を変えながら1年3ヶ月のロングラン講演の予定です。
2017年3月30日~6月12日
- 題目 髑髏城の七人 花
- 出演者 小栗 旬/山本耕史/成河/りょう/青木崇高/清野菜名/近藤芳正/古田新太/他
2017年6月27日~9月1日
- 題目 髑髏城の七人 鳥
- 出演者 阿部サダヲ/森山未來/早乙女太一/松雪泰子/粟根まこと/福田転球/少路勇介/清水葉月/梶原善/池田成志/他
IHIステージアラウンド東京の話題性に加え、「劇団☆新感線」のロングラン講演自体も希少なようで、こけら落とし公演のチケットは争奪戦となっている模様です。
こけら落とし公演の後は、演劇だけでなく、コンサートなどにも活用も検討されているとの事。客席が1300席と少ないので、いわゆる歌手のライブ向きでは無いでしょうかね?クラシックとかで演出に凝っている方のステージなんて見てみたいなかぁなぁ。葉加瀬太郎さんの姿が浮かんできたんですけど、どうでしょうか?(笑)
IHIステージアラウンド東京へのアクセス
IHIステージアラウンド東京は東京湾臨海地域の豊洲に建設されます。- 住所 東京都江東区豊洲6-4
- アクセス 新交通ゆりかもめ 市場前駅 北口から徒歩1分
- 問合せ先 0570-084-617
都営バス05 新豊洲駅停留所から徒歩6分
東京メトロ有楽町線 豊洲駅 7番出口から徒歩15分
あとがき
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今回は2017年3月に完成し、こけら落としとなる”IHIステージアラウンド東京”について紹介させて頂きました。
こけら落とし公演の”髑髏上の七人”は「花・鳥・風・月」と4本立ての様です。(2017年1月現在、スケジュールや出演者などの詳細が決まっている物は”花”と”鳥”の2講演の様ですが、順次、情報が公表されていく予定ですので、HPなどで要チェックでしょう。
外部リンク:IHIステージアラウンド東京
ちょっと前の話にはなりますが、一度、友人に連れられて京都劇場の劇団四季の演劇を見に行った事がありますが、想像以上の迫力に圧倒されたのを覚えています。今回紹介したIHIステージアラウンド東京では、臨場感も加わると思うので、どんな舞台になるのか想像が付かないですね。
東京と言う場所柄からも、そう簡単には足を運べませんが、いずれ折を見て訪れたいと思います。(チケットをGET出来るのか微妙ですが。)
それでは、今回はこの辺りで失礼します。
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