2017年3月に開催されるWBCに先立って、過去のWBCを振り返っています。

理由は、開催まで待ちきれないから(笑)。

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本当はさっさと、第4回WBC(2017)の見どころを記事にしたいんですけどね。なんせ、まだメンバー確定していませんから(笑)。なので、過去大会を振り返りながら自身も復習しています。


そんな訳で、今回は2009年に開催された第2回大会を振り返って行きたいと思います。

ちなみに、WBC開催中に北朝鮮が弾道ミサイル発射して大騒ぎになっていたような・・・。(今では当たり前の出来事ですが、当時は初だったので。)

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第2回WBCの大会概要

大会日程

大きくは以下の様な流れでした。

第1回と大きく変わったのは、1次ラウンド、2次ラウンド共にダブルイリミネーション方式トーナメント戦(下記参照)に変わったこと。そして、準決勝がクロスオーバー方式(異なる組の1位と2位が対戦する方式)になった事です。

これは、第1回大会の2次ラウンド1組の2位チームが1勝2敗と高レベルとは言いがたい成績で並んだ事を考慮してでした。

ダブルイリミネーション方式トーナメント戦とは?

簡単に言うと2敗した時点で敗退となる方式。高校野球、サッカーW杯決勝トーナメントなどは、1回負けた時点で敗退となるので、シングルイリミネーション方式トーナメント戦と呼ばれます。

  • メリット・・・組合せによる有利不利を軽減することが出来る。
  • デメリット・・・試合数が倍になる。同じ対戦カードが複数回起こりやすい。

具体的にはこんな感じ(↓)です。実際に第2回WBCの2次ラウンド1組の成績より。




※エクセルで自作した為、殺風景な画像となりました。ご容赦下さい。

  • 1次ラウンド
  • 参加16ヶ国を4ヶ国ずつ4グループに分けて、各グループ上位2ヶ国が第2次ラウンド進出。

    A組(日本、韓国、中国、台湾)は3月5日~9日に開催。
    B組(オーストラリア、メキシコ、南アフリカ、キューバ)は3月8日~12日に開催。
    C組(カナダ、アメリカ、イタリア、ベネズエラ)は3月7日~11日に開催。
    D組(オランダ、ドミニカ、プエルトリコ、パナマ)は3月7日~11日に開催。

  • 2次ラウンド
  • 1次ラウンドの上位2ヶ国計8ヶ国を、4ヶ国ずつ2グループに分けて、各グループ上位2ヶ国が準決勝進出。

    1組(日本、キューバ、韓国、メキシコ)は3月15日~19日に開催。
    2組(プエルトリコ、アメリカ、オランダ、ベネズエラ)は3月14日~18日に開催。

  • 準決勝
  • 第1試合(ベネズエラ-韓国)は3月21日開催。
    第2試合(日本-アメリカ)は3月22日開催。

  • 決勝
  • 3月23日に開催。

ルール

第1回と同じく、投手には球数制限が課せられましたが、第1回からは若干の修正が入りました。

  • 1次ラウンドは70球(第1回は65球)
  • 2次ラウンドは85球(第1回は80球)
  • 準決勝、決勝は100球(第1回は95球)

打者との対戦中にこの球数を超えるとその打者との対戦が終了次第、問答無用で交代となるルールでした。これは第1回と同じです。

50球以上投げた場合は次回の登板までに中4日が、30球以上50球未満の場合は次回の登板までに中1日が必要で、球数に関わらず連投(2日続けて登板)した場合も、次回の登板までに中1日が必要でした。こちらも第1回と同じです。

尚、この球数制限ルールは2017年の第4回WBCにも存在します。



次からは日本代表を中心に大会中のトピックを見ていきましょう。

難航した監督選考

前回WBCの優勝監督である、王監督は健康上の理由に早々に辞退。そして、現役監督の起用に複数の球団が難色を示していました。

この事から、前年の北京オリンピック日本代表監督の星野仙一氏が規定路線となっていましたが、その北京オリンピックで惨敗した星野氏を就任させることへの世論の反発がありました。

そして、追い討ちを掛けた、イチロー選手の発言。

  • 本気で最強のチームをつくろうとしているとは思えない
  • WBCは北京のリベンジの場ではない

イチロー、影響力でかすぎ(笑)。


ちなみに、監督選考委員の一人だった野村克也氏は「星野の監督就任が既定路線のようであった」と後に発言。


そんなこんなの上で、すでに日本シリーズ進出が決まっていた西武、巨人ともに自球団監督の代表監督就任を容認した事から、日本一チームの監督を代表監督にする事が規定路線に。その上で、監督就任1年目だった西武・渡邉久信監督が「百戦錬磨の監督がなるべき」と遠回しに辞退し、巨人・原辰徳監督も要請を快諾した事から、日本シリーズ前に監督問題は決着しました。

侍JAPANの名称は第2回WBCから

今ではすっかりお馴染みになった”侍JAPAN”の名称も、実はこの第2回からって知っていましたか?

これまでの野球日本代表チームは、代表監督の苗字を取って、「王JAPAN」「星野JAPAN」などと呼ばれていましたが、原監督が「私は”原ジャパン”のように呼ばれるに値する人間ではない。それに”ジャパン”というのは未来永劫続く、誇りであり憧れのチームだと思っているので、何か違う形での名前を考えて欲しい。」と上層部へと相談。

その結果、”サムライジャパン”という名前がNPB側から挙がり、原監督が採用し11月に発表されました。


大会終了後の原監督が以下の様に言っていた事が思い出されます。

「いやぁ~~~、君たちは本当に!」「立派な侍になった!!」

(若干の違いはご容赦下さい。)


大会前のトピックが長くなりましたね。次からは大会自体を振り返って行こうと思います。

WBCではなく、日韓シリーズ

この大会の見どころはなんと言っても日韓戦。

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日韓の対戦数、数えること5回!

内訳は、1次ラウンド2回、2次ラウンド2回、そして、決勝戦。前回大会を考慮してのダブルイリミネーション方式トーナメント戦の採用でしたが、見事にこの方式の欠点が出る形に(笑)。

ただ、一つ言わせて欲しい!

「1次ラウンドの各組の2チームは別のグループに振り分けないとダメでしょ。」

第1回の意味不明な組み合わせ方式含め、アメリカが勝ち進みやすい様にこうなったとの解説もありましたが、真意の程は定かではありません。


前回みたいな嫌な感じはありませんでしたけど、さすがに”もう良いよ・・・”と思いましたね(笑)。


当然ながら、現地メディアは「日韓シリーズ」なんて、揶揄していました。

待望の日米戦

実際にそう思った人がどれだけいるかは分かりませんが、(前回あんな負け方をしたので)個人的には待ちに待った日米戦で、今大会最大の見どころになるはずでした。(その後、決勝戦があんな激闘になったので、結果的に印象が薄い。笑)

1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
アメリカ 1 0 1 0 0 0 0 2 0 4 9 3
日本 0 1 0 5 0 0 0 3 × 9 10 1


序盤は先発の松坂投手が乱丁気味で常にアメリカが先行する展開。しかし、松坂投手も調子悪いながらも大きくは崩れず、上手くまとめてくれました。

試合が大きく動いたのは4回裏。日本がヒットを繋ぎ、アメリカの守備の乱れもあり、あっさり逆転。その後、松坂投手も立ち直り、中継ぎ投手が打たれて危ない場面もありましたが、8回裏にダメ押しの3点を取って、逃げ切りました。

若干、アメリカが自滅した感がありましたが、日本としては快勝で、3年前の第1回WBCのリベンジを果たしました。

そして決勝戦

決勝は今大会5度目の日韓決戦。

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 R H E
日本 0 0 1 0 0 0 1 1 0 2 5 15 0
韓国 0 0 0 0 1 0 0 1 1 0 3 5 1


スコアボード見ての通り、終始日本が押している展開だったんですよ。

ヒットも15本打っている通り、再三の様に得点圏に走者を進めるのですが、1点ずつで合計3点取っただけ。正直、見ていて、いや~な感じしかしませんでした。


それでも、先発の岩隈投手が素晴らしい内容で、韓国打線を封じ込める展開。8回に疲れから犠牲フライで1点を返されますが、9回に準決勝からクローザーに回ったダルビッシュ投手に繋いで磐石の逃げ切り・・・。

と思いきや、四球連発の自滅ピッチングで、あっさり同点に追いつかれる始末。流れ的には、「あぁ、延長サヨナラ負けしそう・・・」って感じでした。


そして、迎えた延長10階の表。2死一三塁で打席にはイチロー。前の打席まで3安打しており、普通なら敬遠なんでしょうが、韓国ベンチとバッテリー間の意思疎通にミスコミュニケーションがあったようですね。結果は勝負に出ての、2点タイムリーヒット。その裏はノーコンダルビッシュが押さえて、ゲームセット。

試合後のイチローコメント。

「いやぁ~。持ってますねぇ。」(ご自身を評してのコメント)


先にも書きましたが、こんな激闘になっちゃったので、この大会の見どころを全て持って行っちゃった感じになりました。

おまけ

大会閉幕後に信じられないニュースが。

イチロー選手が胃潰瘍の為、開幕絶望!!

原因の真意は定かではないですが、恐らく相当なプレッシャーの中でやっていたのだと思います。決勝戦こそ4安打しましたが、それまでは不振にあえいでいましたからね。。。

確か、日本のTVのインタビューに「いかいよう(胃潰瘍)って漢字で書かないで下さいね。なんか格好悪いので。」って言っていた記憶があります。

さらっと、笑い話に変えるあたりが、スーパースターですね。




また、松坂投手も股関節の違和感を押しての大会出場が祟ったのか(チームには隠してWBC出場した事を後に直接謝罪)、このシーズンは故障続きでした。以降は毎シーズンの様に故障を抱える事になり、メジャーリーグでの成績は下降を辿ってしまい、今(2017年)に至る感じです。

同じボストンレッドソックスに所属の、ペドロイア選手、ユーキリス選手も大会中に怪我で離脱したことで、アメリカ国内では、”シーズン前の大事な時期にWBCを開催する意味”を再度問われる事になってしまいました。

最後に

今回は2017年3月に開催される第4回WBCの予習的意味合いで、第2回のWBCを振り返ってみました。

まぁ、とにかく韓国とばっかり試合をしていた印象しかないですね。アメリカとの準決勝なんて、印象薄すぎ(笑)。

確か、このWBC開催期間中は会社の勤続10年の1週間休暇を頂いて、実家の福岡に帰省中でして、決勝戦は移動中(湯布院温泉から実家へ帰宅中)の車のラジオで試合を聞いていました。ダルビッシュの四球連発にイラっとしていた記憶しかありません(笑)。

今回(2017年)はダルビッシュ投手、出てくれるんかな?故障明けなんで厳しいでしょうかね?

第4回WBC(2017)まであと3ヶ月切りました。また、追って第3回WBCの振り返りと第4回の見どころをお伝えしようかと思います。

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