手打ちうどんの作り方ってご存知ですか?
手打ちうどんって、熟練の職人のみぞ知るノウハウがあって、すっごい難しいイメージがありますよね?
私もそう思っていました。
ですが、先日そのイメージがちょっと変わりました。
うどん打ちの体験教室に参加して、うどんの作り方を学んで来たんですよ。ポイントさえ気を付ければ、素人が自宅で作る事も可能だと思います。
あ、もちろん、仕上がりはそれなり、、、ですよ(笑)。
そんな訳で、せっかく体験教室に参加してきたので、今回は手打ちうどんの作り方をシェアさせて頂こうかと思います。
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材料
2家族1グループで、5人~6人分の分量で作りました。
材料
- うどん粉:500g
- 塩:25g
- 水:215g(夏)/225g(冬)
では、さっそく作り方を見ていきましょう。
下準備
塩水を作る
この塩水の作り方が最初の重要ポイントです。
ただ塩を水に溶かすだけではダメです。しっかりと溶かす必要があります。
ですので、推奨は前夜にぬるま湯で溶かして、一晩掛けて水温を常温にしましょう。
ポイント
塩はしっかりと溶かすべし!
塩水は前夜から作っておくのがベスト
塩はしっかりと溶かすべし!
塩水は前夜から作っておくのがベスト
粉をふるう
これも重要なポイントになります。
うどん粉(もしくは、小麦粉)のだまを取ってあげる必要があります。ふるい機など使う必要は無く、ざるでふるえばOKです。


ふるい終わる頃には、うどん粉がパウダースノーの様にさらさらのふかふかになっています。
ポイント
ざるでふるって、うどん粉のだまを解消しよう!
ざるでふるって、うどん粉のだまを解消しよう!
水回し
この工程は塩水とうどん粉を合わせて行きます。
水回しと言うらしいですが、ここも重要ポイントです。名前からして、いかにも重要そうですよね(笑)。
まず、水は一箇所にドボドボと入れない。(まぁ、これは普通に考えたら分かりそうですね。)
で、手のひらをパーに開いて(指と指の間を開いて)、粉を持ち上げるようにしてかき混ぜる。
間違っても、捏ねたりしたらダメです。
ここは重要ポイントですので、動画でどうぞ。
作った塩水を全ていれます。粉がフレーク状になるまで、混ぜます。
うどん粉がフレーク状になったらOK。

この水回しがうどんの作りの半分以上を占めている様な気もしました。
ポイント
混ぜるときは決して捏ねずに、開いた手で持ち上げる様に
フレーク状になるまでで混ぜよう
混ぜるときは決して捏ねずに、開いた手で持ち上げる様に
フレーク状になるまでで混ぜよう
水回しでフレーク状になった粉をビニール袋に入れて、10分ほど寝かします。

まとめ
フレーク状の粉を寝かしたら、いよいようどん生地をこねていきます。
ここまで来たら後は力技のみです。あとの作り方は簡単♪
体重を掛ける様にして、手のひら(土手)で練りこんで行く感じです。
体験教室なので、我が娘もやっていますが、明らかに体重不足(笑)。

一通り、練りこんで、こね終わったら、ボール型に形を整えます。
ポイント
体重を掛けて、練り込むように生地をこねよう!
体重を掛けて、練り込むように生地をこねよう!
ボール状になったうどん生地をビニール袋に入れて、再度10分ほど寝かします。

踏み
ここは有名な工程ですね。
うどん生地をビニール袋に入れて踏んでいきます。
気をつけるのは、うどん生地をビニールの端っこに置かないこと。理由は空気が溜まって、ビニールが破裂して破れるから。

ポイントはかかとに全体重を掛けて、生地を外に外に延ばしていく感じです。
一通り延ばし終わったら、折りたたんで、再度踏んでいきます。
ポイント
全体重をかけてかかとで踏み込もう
外に外に生地を延ばしていこう
延ばし終わったら、折りたたんで再度踏み込もう(×4回)
全体重をかけてかかとで踏み込もう
外に外に生地を延ばしていこう
延ばし終わったら、折りたたんで再度踏み込もう(×4回)
寝かし
踏んで一通り延ばし終わったうどん生地を再度ビニール袋に入れて再度寝かします。
最低1時間。できれば、1晩くらい。(この日は1時間寝かしました。)
ビニールに入れる時に空気を抜いておくのがポイント。
ポイント
生地から空気を抜こう
生地から空気を抜こう
のし
うどん生地を延ばしていきます。
本当の作り方は、一つのうどん生地を大きく延ばしていきます。この日はグループでの体験教室だったため、各家族用に切り分けてもらい、それを延ばしました。
まず、一方向に延ばします。

一通り延ばしたら、生地を90度回転させて延ばします。

何度も回転させながら、各方向に延ばしていきます。
ポイント
体重を掛けながら麺棒で生地を延ばそう
生地を90度に回転させながら、各方向へ交互に延ばそう
体重を掛けながら麺棒で生地を延ばそう
生地を90度に回転させながら、各方向へ交互に延ばそう
うどん生地を切る
いよいよ最後。うどんを切って行きます。
ですが、ここの工程も本当の作り方とは違いました。ヌードルメーカーで13ミリにカット。

本当の作り方は、ご存知の通り包丁で均等な幅に切っていきます。
恐らく、素人にはここが一番難しいでしょうね。この日は子供がたくさん居たのでより安全な作り方を選択されたのだと思います。

切ったうどんは片栗粉をまぶしておかないとくっついちゃいますので、注意が必要。
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実食とまとめ
この日は時間が無かったので、出汁は市販品を使用しました。
いざ実食


見た目はあんまり美味しそうじゃないんですけどね、まぁ、それなりにいけました。(なんだよ、その微妙な感想)
希望者だけ先生やアシスタントの方が作った物も食べる事が出来ました。
こちらの方は、前日に生地を作って一晩寝かしたとの事。コシが違う感じでした。当然ながら、こちらの方が全然美味しかった(笑)。
最後に
今回は手打ちうどんの体験をシェアさせて頂きました。
簡単に手順をまとめておきます。
手打ちうどん手順
- 塩水作り
- 水回し
- まとめ
- 踏み
- 寝かし
- のし
- 切り
今回はファミリー向けの体験教室と言う事で、のし(延ばし)と切りの手順部分が本来の作り方とは違いました。
個人的な感想としては、麺の太さはもっと細くても良かったのでは?と思いました。(他のご家族も同じ事を言われていました。)
後は、一晩寝かした物と食べ比べをしてみて、生地の寝かしの時間はそれなりに必要な感じがしました。
道具さえ揃えたら、自宅でも出来そうです。ですので、うどん粉や作り方ももう少し拘ってリベンジしてみたいですね。
それでは、今回はこの辺りで失礼します。
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