様々な式の挨拶・・・大抵は事前に考えて何度も練習をして挑むものです。

ですが、お葬式の喪主(代表者)の挨拶となれば、どうでしょうか?

前もって熟考して挨拶を考え、十分な練習をしてから、喪主(代表者)の挨拶に挑む・・・なんて方はそうそう居ないのでは?と思います。

ましてや、逝去されたと同時に待った無しに、お通夜、告別式とやって来るので、時間は限られています。

確かに、今のネット社会の中では、いろいろなサイトを調べると、喪主(代表者)の挨拶の文例集などがゴマンと転がっています。

ですが、本当に文例集をコピペするだけでいいですか?せっかく参列頂いた方々に、心のこもった挨拶をしませんか?

そんな訳で、今回は私の経験から喪主(代表者)の挨拶を考えてみることにします。

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文例集は参考程度に


冒頭で文例集のコピペはしない様に!とは言いましたが、参考程度には目を通しましょう。

むしろ、冒頭の挨拶文や締めの文などは文例集の文言を参考にした方が綺麗に纏まるかと思います。

あとは、どういう挨拶にしたいのかを考えて、似たような文例に目を通せば良いかと思います。

大切なのは何を伝えたいか


大切なのは、挨拶で参列者に対して何を伝えたいか?です。

あなたが、挨拶で何をお伝えしたいのかを考えてみて下さい。

そこには、

  • 故人の生前の人となり
  • 故人の生前の趣味・仕事
  • 故人の逝去に至る経緯・原因
  • 故人の最期の様子
  • 故人の逝去後の家族事情

などなど、いろいろとありますよね?

その中から、これを重点的に伝えたい!って事を決めて、挨拶文を決めていきましょう。

それでは、私の喪主挨拶実例


ポイント


私の場合の状況は以下の通り


  • 死去したのは実父。
  • 実母はまだまだ健在。
  • 私とは別居。
  • 喪主は実母だが、私が挨拶をする。
  • 退職後は家庭菜園などの趣味に高じていた。
  • 死去の半年前に癌をわずらう。
  • 3連休中で告別式にはかなりの参列者が来そう。
  • 参列者の中にはしばらく会っていない旧友が多い。

伝えたかったこと


  • 父の退職後から死去までの近況
  • しばらく会っていない旧友の方々には父が退職後にどのように過ごしていたか?を伝える必要があると考えた。と同時に、病気の発見から死去までの闘病生活も軽く伝える必要があると考えた。

  • 残された母に関してのお願い
  • 姉が同居しているとは言え、まだまだは母は健在。そんな母が寂しい思いをしない様に、父繋がりで母を仲良くして頂いた方々に今後共に残された家族(特に母)をお願いする旨を伝えたかった。

実際の挨拶


実際は以下の様な感じで挨拶をしました。

長男の○○○でございます。

本日は、皆様には大変お忙しい中をご会葬賜りまして、誠にありがとうございました。お懐かしい皆様にこうしてお見送りいただき、父も本当に喜んでいることと存じます。

父は長年務め上げた△△△を退職した後は、アルバイトをしながら、母と共に趣味の家庭菜園に高じておりました。私の元に父から送られてくる野菜を見ては季節を感じていたのを懐かしく思います。

そんな父ですが、昨年□月に体調の不調を訴えて病院で検査した所、○△癌と診断され闘病生活に入ることとなりました。抗がん剤での治療を試みましたが、△月に病状が悪化し入院生活に入り、家族の願い虚しく、○月×日に死去致しました。享年〇×歳でした。


闘病生活中に見舞ってくれた方々、また、気弱になっていた父に叱咤激励を頂いた方々にはこの場を借りて、御礼申し上げます。

これからは、残された家族で支えあって生活していくことになりますが、父の教えを守り精進していく所存です。もし、お近くに来られた祭には、我が家へ立ち寄って、母へとお声掛けして頂けると幸いでございます。

今後もこれまで同様のお付き合い、ご指導ご鞭撻をお願い致しまして、遺族代表のご挨拶とさせて頂きます。

本日は誠にありがとうございました。


  • ポイント1
  • 忌み言葉だけは使わないように気を付けた。

  • ポイント2
  • あえて、故人と表現せずに”父”と表現した。そうすることで、自分がいかに父を慕っていたかを表現した。

  • ポイント3
  • 喪主(母)と挨拶者(私・長男)が違った事もあったが、一番最初に自分の紹介を入れた。但し、いかなる場合もこれは入れた方が良いらしい。

  • ポイント4
  • 黒字に下線の部分は文例集から引っ張ってきただけ

  • ポイント5
  • 黒太字部分は、伝えたかったポイント。退職後の父の様子と発病から死去に至るまでの経緯。実際はもう少し付け足しています。

  • ポイント6
  • 青字部分も文例集から引っ張ってきたのですが、太字の部分は付け加えて、残された母との変わらぬお付き合いをお願いしています。

挨拶に当たっての注意点


上記の挨拶文を作って、実際に挨拶させて頂いた訳ですが、いくつか注意した点はありました。

  • メモに書いて読み上げる形式にした。
  • 暗記をする時間が無かった為です。葬儀屋さんに相談しましたが、特に問題無いとの事でした。

  • 但し、読み上げる際は、節目節目で参列者の顔を見るように心がけた
  • 特に説明の必要は無いかと思いますが、失礼に当たらない様に節目節目で会場の参列者を見渡しながら読み上げた。

  • 早口にならない用に気をつけた。
  • これも特に説明の必要は無いかと思いまが、節目節目では普段以上に一呼吸置くくらいの感じで、ゆっくりと読み上げる様に心がけました。

    あとがき


    今回はお葬式での喪主の挨拶について、私の経験を元に書かせて頂きました。

    まとめさせて頂くと以下の通りです。

    • 冒頭、締めの挨拶は文例集などを参考に
    • 自分の個人との関係を必ず述べる(出来れば最初に)
    • 故人、参列者の背景を考えて、伝えたいことは事は何かを絞り込む
    • 伝えたい事を絞ったら、文中に丁寧に盛り込む
    • 忌み言葉には注意しましょう
    • 読み上げ形式でもOK。但し、早口にならないように、節目では参列者の目を見て

    冒頭にも書いた通り、お葬式の挨拶を事前に準備するなんて、普通はありえないと思います。その時は突然にやって来るものです。

    実をいうと、私も喪主の母が挨拶するものと思っていたのですが、お通夜開始の10分前に「あんた、挨拶頼むわー。」と、まさかのブン投げ(笑)。

    通夜に関しては仕方なく無難な挨拶で乗り切りましたが、告別式の挨拶に関しては自宅に戻って、夜の3時くらいまで熟考したのを思い出します。

    やはり、無念のままに死去した父や参列して下さるお世話になった方々の事を考えると、ネットで検索した文例をそのままパクって終わらすような気にはとてもなれませんでしたからね。

    この記事を読んで頂いている方も、遺族代表として参列者への感謝を込めて挨拶をして頂けることを信じでします

    その事が何よりの故人への供養になるかと思います。

    それでは、今回はこの辺りで失礼します。

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