突然ですが、新年一発目に開催されるスポーツの公式競技ってご存知ですか?

半分くらいは、”サッカー天皇杯決勝戦!”と返って来そうです(笑)。

答えはニューイヤー駅伝。

こちらは、実業団に所属する社会人選手たちの熱き戦いで、元日の朝からレースが始まります。

高校駅伝、箱根駅伝と合わせて、”年末年始三大駅伝”なんて勝手に名付けて毎年楽しみにしています。

今回はそんな年末年始の三大駅伝の中からニューイヤー駅伝2018年について、見どころを中心にお伝えさせて頂こうかと思います。

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開催概要


正式名称は全日本実業団対抗駅伝競走大会と言います。

元旦に行われることから、ニューイヤー駅伝の通称で親しまれています。

開催日程


第32回(1988年)大会より元旦に開催される様になったニューイヤー駅伝ですが、2018年も年例年通り、元旦に開催されます。

スタートは午前9時15分です。

尚、レース前日の大晦日13時に各チームのエントリーリストが発表になりますが、それまでの間は各チーム同士の情報線(誰をどの区間に起用するかの探り合い)が繰り広げられるんですよ。

出場チーム


2018年のニューイヤー駅伝は各地区予選を勝ち抜いた全37チームで争われます。

2008年第52回大会までは前回大会の上位15チームに次回本戦出場権(シード権)がありましたが、2009年第53回大会より全チーム共に例外なく各地区予選を勝ち抜いて、ニューイヤー駅伝本戦の出場権を獲得する必要があります。

最多出場チームは、旭化成(九州)、カネボウ(東日本)の54回。歴代の最多優勝チームは旭化成の22回です。

前回大会の優勝チームは見事に古豪復活を印象付けた旭化成。今回2018年大会も優勝候補筆頭で連覇達成なるか?も見どころの一つです。

コース


ニューイヤー駅伝と言えば、上州路!

2018年のニューイヤー駅伝も群馬県内の上州路で行われますが、今回から4区と6区に若干のコース変更が入ります。

エース区間4区が前回大会より400m伸びて、22.4kmになり、その代わりに6区が400m短くなり、12.1kmになりました。

全長は100kmのまま変更無く、群馬県庁をスタート地点とし、前橋市→高崎市→伊勢崎市→太田市→桐生市と群馬県南部の主要都市を1周する形で、再度、前橋市に戻ってきて群馬県庁をゴール地点とする全長100kmのコースです。

ニューイヤー駅伝コース(出典:コニカミノルタ陸上競技部)

<出典:コニカミノルタ陸上競技部>

1区 12.3km (群馬県庁~高崎市役所)
2区 8.3km (高崎市役所~前橋市公田町)
3区 13.6km (前橋市公田町~伊勢崎市役所)
4区 22.4km (伊勢崎市役所~太田市役所)
5区 15.8km (太田市役所~桐生市役所)
6区 12.1km (桐生市役所~伊勢崎市西久保町)
7区 15.5km (伊勢崎市西久保町~群馬県庁)



大会記録は2003年第47回大会にコニカ(現・コニカミノルタ)が出した4時間44分48秒ですが、その時から現在に至るまで全長は100kmで変わらずも、コースルートが何度も変わっていますので、単純比較は難しい所です。

過去のニューイヤー駅伝と大会傾向


1980年代、1990年代のニューイヤー駅伝は旭化成の独壇場でした。当時の旭化成は駅伝の強さもさる事ながら、オリンピック男子マラソンでのメダリストや入賞者を多数輩出しておりまさに黄金期。

当時、私は福岡に在住しておりましたが、あまりの強さに同じ九州地区でありながら、アンチになってしまった程でした。それくらいに当時の旭化成が負ける姿は想像出来ないほどでした。


ところが、2000年第44回大会で富士通が打倒・旭化成を果たしてから、ニューイヤー駅伝の潮目が変わります。21世紀に入ってからは、現在のコニカミノルタが黄金期を迎え、2001年第45回大会で初優勝をして現在に至るまでの間の優勝回数はなんと8回。そこに、2015年、2016年2連覇したトヨタ自動車(2011年、2015年、2016年)と日清食品グループ(2010年、2012年)がしのぎを削ってきました。

そして、旭化成が見事な優勝を果たし、古豪復活を印象付けた昨年2017年大会は記憶に新しい所です。



大会傾向としましては、同じく正月に開催される箱根駅伝で活躍した選手の名前が目立ちます。もちろん、一部の選手は大学駅伝を経由せずに高校駅伝からそのまま実業団駅伝へと進み、ニューイヤー駅伝で活躍するケースもあります。

実業団チームだけあって、各チーム共にエース選手ともなれば、陸上世界選手健やオリンピックの代表選手が多く、いずれにせよ、一度は名前の聞いた事のある選手たちが新春の上州路を駆け抜けます。

高校駅伝や箱根駅伝を初めとする大学駅伝とは一味違った、大人の駆け引きが見られるレースでもあります。

それでは、見どころを記載させて頂きますね。

ルーキーたちの走りに注目


前述したとおり、箱根駅伝で活躍した選手が目立つ大会ですが、実業団ともなると相手も強者だらけ。前年の箱根駅伝で活躍したルーキーたちがどういう走りをするのか?が見どころの一つです。

昨年は、トヨタ自動車・服部勇馬選手(東洋大)コニカミノルタ・神野大地選手(青学大)と注目のルーキーがいましたが、今年に限っては、現時点でらここに名前を上げるようなルーキー選手は見当たりません。

とは言いながら、新星の如く快走をするルーキーが現れる可能性は十分にありますので、その点に期待です。

2区 外国人ランナーのスピード勝負


高校駅伝と同じく、ニューイヤー駅伝も外国人ランナーの出場に制約があります。

まぁ、国際大会のマラソンやトラック長距離競技の成績を見れば、当然ですよね。。。

ニューイヤー駅伝で外国人ランナーのエントリーが認められているのは2区のみになります。

8.3kmと言う短い区間なので、力のある外国人ランナー達が物凄いスピードで走り抜けます。こちらの区間は選手同士の勝負と言うよりは、区間記録の更新が見どころになるかと思います。

4区 エース区間の争い


4区は全区間最長の22.4kmです。当然ながら、各チームのエースが集います。

歴代の上位走破タイム記録保持者の名前を見ても、箱根駅伝で名前を売った実績者ばかり。

その中でも、注目は設楽悠太選手(HONDA)です。

2015年、2016年とこの4区で連続区間賞。去年2017年も区間賞の大本命でしたが、まさかの不調で区間賞を逃しました。

しかし、今年は八王子ロングディスタンス10000m、甲佐10マイルで共に好タイムを叩き出し、絶好調。「4区の主役は俺だ!」と言わんばかりに、覇権奪還を狙っています。

その他、今年は服部勇馬選手の怪我で4区起用が予想されるよトヨタ自動車の窪田選手、昨年4区間賞の旭化成の市田選手などの走りにも注目です。

5区 今年の天候は?


エース区間の後に控える5区は超難関コースです。

だらだらと続く上りで70メートル弱の高低差がある事に加え、赤城山から吹き降ろす、通称・赤城おろしが向かい風になって選手たちに立ちはだかります。

この様な難関コースである事もあり、ニューイヤー駅伝の中では逆転が多い区間でもあります。

但し、年によっては快晴に恵まれ、赤城おろし無しの年もあります。

ニューイヤー駅伝は当日の天候も見どころの一つです。

最終区 デットヒート


ニューイヤー駅伝の特徴として、全長100kmを走破するコースであるわりに、最終区のアンカーまで勝負がもつれる事が多いです。

3チームで併走し、ラスト数百メートルのスプリント勝負で決着した年もありました。

見る側にとっては、競ったレースの方が面白いですよね。走る側は大変でしょうけど(笑)。

こちらも、見どころの一つですね。

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レース予想は?


最後にレースの予想をさせて頂きますね。

優勝は旭化成の連覇で!


ズバリ、旭化成の連覇を予想します。

去年4区区間賞の市田選手は健在で大六野選手も九州予選で2位を寄せ付けない区間賞を叩き出し、Wエースと呼ばれるまでに成長。

そして、何よりの強みは今年から、外国人ランナー・キャプシス選手を起用する点です。これまで旭化成は外国人ランナーを起用せずに2区は凌ぎの区間となっていましたが、今年は違います。

村山兄弟鎧坂選手と根駅伝実績組が低調なのは気になるところですが、西監督も「しっかりと勝ちに行く」といている様に連覇は濃厚と見ます。

対抗はトヨタ自動車


対抗は2015年~2016年と2連覇したトヨタ自動車です。

この記事を書いている段階では、去年4区でまずまずの成績を残した2年目の服部選手は怪我の為、欠場が濃厚ですが、窪田選手宮脇選手と言った実績組が今年は揃って復調。

何より、2連覇中もそうであったように、トヨタ自動車の最大の強みは選手層の厚さ。ブレーキ無く、堅実にタスキを繋いでいけば、十分に勝機はあると見ます。

二強に割って入るとすれば?


二強に割って入るとすれば、HONDA富士通ではないでしょうか?

HONDAは既に紹介した設楽悠太選手が強力なのは言うまでも無いですが、山中選手木村選手あたりは区間賞を狙える実力者。

何より、去年はけが人が多く、駅伝にならなかった印象ですが、今年はけが人も無くチームは順調で、東日本予選を設楽選手抜きで勝ち上がった事がチーム力が底上げされている事を証明しています。

大沢監督も「今年は故障者がゼロでメンバーを選ぶのが大変(笑)。なんとか優勝争いに加わりたい!」と鼻息は荒い。



富士通は日本選手権優勝者を2人(3000mの潰滝選手、5000mの松枝選手)を輩出し、中村選手は5000mで3位入賞、横手選手は10000m5位入賞と、全体のレベルが高いです。

潰滝選手松枝選手横手選手は昨年もルーキーながら好走。そこに、昨年は怪我で起用出来なかった中村選手も加わり、高橋監督も「3位が現実的な目標だが、2区終了時に前の方にいれば、十分にチャンスはある」と意気揚々です。


あとがき

今回は2018年新春に開催されるニューイヤー駅伝2018についての見どころや予想(展望)を記載させて頂きました。

新年一発目のスポーツ競技だけあって、毎年楽しみにしています。

個人的にはHONDAを応援しています。大学時代から設楽選手の走りが好きだったのと、何より、「そろそろいつもと違うチームが優勝してもいいんじゃない?」って思いがあるからです。

何はともあれ、選手たちにとっては晴れの元日走ですので、故障なく無事に、日ごろの鍛錬の成果をぶつけて欲しいと思います。

それでは、目を通して頂き、ありがとうございました。

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