突然ですが、新年一発目に開催されるスポーツの公式競技ってご存知ですか?

半分くらいは、”サッカー天皇杯決勝戦!”と返って来そうです(笑)。

答えはニューイヤー駅伝。

こちらは、実業団に所属する社会人選手たちの熱き戦いです。

高校駅伝、箱根駅伝と合わせて、”年末年始三大駅伝”なんて勝手に名付けて毎年楽しみにしています。

今回はそんな年末年始の三大駅伝の中からニューイヤー駅伝2017年について、見どころを中心にお伝えさせて頂こうかと思います。

スポンサードリンク

開催概要


正式名称は全日本実業団対抗駅伝競走大会と言います。

元旦に行われることから、ニューイヤー駅伝の通称で親しまれています。

開催日程


第32回(1988年)大会より元旦に開催される様になったニューイヤー駅伝ですが、2017年も年例年通り、元旦に開催されます。

スタートは午前9時15分です。

尚、レース前日の大晦日13時に各チームのエントリーリストが発表になりますが、それまでの間は各チーム同士の情報線(誰をどの区間に起用するかの探り合い)が繰り広げられるんですよ。

出場チーム


2017年のニューイヤー駅伝は各地区予選を勝ち抜いた全37チームで争われます。

2008年第52回大会までは前回大会の上位15チームに次回本戦出場権(シード権)がありましたが、2009年第53回大会より全チーム共に例外なく各地区予選を勝ち抜いて、ニューイヤー駅伝本戦の出場権を獲得する必要があります。

最多出場チームは、旭化成(九州)、カネボウ(東日本)の53回。歴代の最多優勝チームは旭化成の21回です。

前回大会の優勝チームはトヨタ自動車で大会2連覇中。ニューイヤー駅伝2017で大会3連覇なるか?も見どころの一つです。

コース


ニューイヤー駅伝と言えば、上州路!

2017年のニューイヤー駅伝も群馬県内の上州路で行われます。

群馬県庁をスタート地点とし、前橋市→高崎市→伊勢崎市→太田市→桐生市と群馬県南部の主要都市を1周する形で、再度、前橋市に戻ってきて群馬県庁をゴール地点とする全長100kmのコースです。

ニューイヤー駅伝コース(出典:コニカミノルタ陸上競技部)

<出典:コニカミノルタ陸上競技部>

1区 12.3km (群馬県庁~高崎市役所)
2区 8.3km (高崎市役所~前橋市公田町)
3区 13.6km (前橋市公田町~伊勢崎市役所)
4区 22.0km (伊勢崎市役所~太田市役所)
5区 15.8km (太田市役所~桐生市役所)
6区 12.5km (桐生市役所~伊勢崎市西久保町)
7区 15.5km (伊勢崎市西久保町~群馬県庁)

全長100kmのコースとなったのは第45回大会からで、第55回(2011年)からは現在のコースとなっています。。

大会記録は2003年第47回大会にコニカ(現・コニカミノルタ)が出した4時間44分48秒ですが、その時から現在に至るまで全長は100kmで変わらずも、コースルートが何度も変わっていますので、単純比較は難しい所です。

過去のニューイヤー駅伝と大会傾向


1980年代、1990年代のニューイヤー駅伝は旭化成の独壇場でした。当時の旭化成は駅伝の強さもさる事ながら、オリンピック男子マラソンでのメダリストや入賞者を多数輩出しておりまさに黄金期。

当時、私は福岡に在住しておりましたが、あまりの強さに同じ九州地区でありながら、アンチになってしまった程でした。それくらいに当時の旭化成が負ける姿は想像出来ないほどでした。


ところが、2000年第44回大会で富士通が打倒・旭化成を果たしてから、ニューイヤー駅伝の潮目が変わります。21世紀に入ってからは、現在のコニカミノルタが黄金期を迎え、2001年第45回大会で初優勝をして現在に至るまでの間の優勝回数はなんと8回。そこに、現在2連覇中のトヨタ自動車(2011年、2015年、2016年)と日清食品グループ(2010年、2012年)がしのぎを削っています。



大会傾向としましては、同じく正月に開催される箱根駅伝で活躍した選手の名前が目立ちます。もちろん、一部の選手は大学駅伝を経由せずに高校駅伝からそのまま実業団駅伝へと進み、ニューイヤー駅伝で活躍するケースもあります。

実業団チームだけあって、各チーム共にエース選手ともなれば、陸上世界選手健やオリンピックの代表選手が多く、いずれにせよ、一度は名前の聞いた事のある選手たちが新春の上州路を駆け抜けます。

高校駅伝や箱根駅伝を初めとする大学駅伝とは一味違った、大人の駆け引きが見られるレースでもあります。

それでは、見どころを記載させて頂きますね。

ルーキーたちの走りに注目


前述したとおり、箱根駅伝で活躍した選手が目立つ大会ですが、実業団ともなると相手も強者だらけ。前年の箱根駅伝で活躍したルーキーたちがどういう走りをするのか?が見どころの一つです。

2017年のニューイヤー駅伝の注目ルーキーは2人

  • トヨタ自動車 服部勇馬選手

  • 大学時代(東洋大学)の実績は抜群。

    3年時と4年時は、全日本大学駅伝と箱根駅伝の2つの駅伝で区間賞を獲得。箱根駅伝に至っては2年連続でエース区間の2区で区間賞を奪う活躍でした。

    ルーキーにして、3連覇を狙う常勝・トヨタ自動車のエース区間にエントリーされる噂すらあります。

  • コニカミノルタ 神野大地選手

  • 大学3年時に彗星の如く現れた、山登り(箱根駅伝5区)のスペシャリストです。

    3年時、4年時ともの箱根駅伝の山登り区間(5区)を快走。特に3年時にはそれまでの東洋大・柏原竜二(現・富士通)の記録をあっさりと塗り替える快走。4年時は前年度ほどの快走では無かったものの、青山学院大学の完全優勝に貢献しました。

    こちらも、常勝チーム・コニカミノルタに所属している事もあり注目度は抜群。既に平地競争での実績は十分ですが、山登りのスペシャリストの走りは個人的な見どころの一つです。

2区 外国人ランナーのスピード勝負


高校駅伝と同じく、ニューイヤー駅伝も外国人ランナーの出場に制約があります。

まぁ、国際大会のマラソンやトラック長距離競技の成績を見れば、当然ですよね。。。

ニューイヤー駅伝で外国人ランナーのエントリーが認められているのは2区のみになります。

8.3kmと言う短い区間なので、力のある外国人ランナー達が物凄いスピードで走り抜けます。こちらの区間は選手同士の勝負と言うよりは、区間記録の更新が見どころになるかと思います。

4区 エース区間の争い


4区は全区間最長の22.0kmです。当然ながら、各チームのエースが集います。

歴代の上位走破タイム記録保持者の名前を見ても、箱根駅伝で名前を売った実績者ばかり。

その中でも、注目は設楽悠太選手(HONDA)です。

大学時代は東洋大に所属し、双子の弟・啓太選手や山登りのスペシャリスト柏原竜二選手と共に、東洋大学の黄金時代を支えました。ニューイヤー駅伝に於いては、2年連続で4区の区間賞を獲得。

今年の日本選手権10000mでは3位でしたが、優勝者は同じく実力者の大迫傑選手(プロ契約選手であるため、ニューイヤー駅伝への参加資格は無い)、2位の村山紘太選手(旭化成)とは1秒差。

2017年大会も設楽悠太選手が区間賞を獲得するのか?村山選手(旭化成)をはじめとするライバルたちがそれを阻むのか?も見どころです。

5区 今年の天候は?


エース区間の後に控える5区は超難関コースです。

だらだらと続く上りで70メートル弱の高低差がある事に加え、赤城山から吹き降ろす、通称・赤城おろしが向かい風になって選手たちに立ちはだかります。

この様な難関コースである事もあり、ニューイヤー駅伝の中では逆転が多い区間でもあります。

但し、年によっては快晴に恵まれ、赤城おろし無しの年もあります。

ニューイヤー駅伝は当日の天候も見どころの一つです。

最終区 デットヒート


ニューイヤー駅伝の特徴として、全長100kmを走破するコースであるわりに、最終区のアンカーまで勝負がもつれる事が多いです。

3チームで併走し、ラスト数百メートルのスプリント勝負で決着した年もありました。

見る側にとっては、競ったレースの方が面白いですよね。走る側は大変でしょうけど(笑)。

こちらも、見どころの一つですね。

レース予想は?


最後にレースの予想をさせて頂きますね。

優勝は旭化成で!


ズバリ、旭化成の優勝を予想します。

村山選手、大六野選手、鎧坂選手を中心とする箱根駅伝実績組みに加え、リオ五輪マラソン日本代表の佐々木選手、飛躍著しい2年目の市田選手など選手層の厚さは全チーム中No.1と言っても良いくらいです。

但し、旭化成はチームの伝統として外国人選手のエントリーをしません(チームに外国人選手が所属していない)ので、2区の外国人ランナー区間をどう乗り切るかが最大のポイントと考えています。

主要区間でのブレーキが発生しない事は大前提ですが、その上で最終区までもつれるような展開に持ち込みたい所です。

トヨタ、コニカはやっぱり強力


そこに絡んでくるのは、やはりニューイヤー駅伝2連覇中のトヨタ自動車と2000年代のニューイヤー駅伝をトヨタ自動車共に引っ張って来たコニカミノルタでしょう。旭化成とあわせて三強とも言われています。

トヨタ自動車は、今年もエース窪田選手を初めとする選手層の厚さは言わずもがなで、加えて、スーパールーキーの服部選手も加わり、3連覇に向けて磐石の構えです。やはり、優勝候補の一番手グループにいる事は疑いようがありません。

コニカミノルタも選手層の厚さもさることながら、ニューイヤー駅伝の勝ち方を最も知っているチームです。ベテラン選手と若手選手のバランスも良く、こちらも大崩れは考えにくく、優勝候補の一番手グループです。

三強に割って入るとすれば?


三強に割って入るとすれば、HONDA日清食品グループではないでしょうか?

HONDAは既に紹介した設楽悠太選手が強力である事が理由です。

日清食品グループは村澤選手、佐藤選手(共に東海大)らの実力者に加え駅伝巧者で近年にもニューイヤー駅伝制覇の経験がある事が理由です。

但し、両チームとも、若干、駒が足りないかなー?と言うのが率直な印象です。

スポンサードリンク

今回は2017年新春に開催されるニューイヤー駅伝2017についての見どころや予想(展望)を記載させて頂きました。

新年一発目のスポーツ競技だけあって、毎年楽しみにしています。

個人的には旭化成を応援しています。(昔、アンチだったって言って無かったか?)

2017年の元旦はおせち料理やお雑煮を食べながら、のんびりとニューイヤー駅伝を観戦する事にします。

それでは、目を通して頂き、ありがとうございました。